西安鐘楼:古都の中心に響いた明の鐘・夜の眺め・周辺グルメ
鐘楼を「見るつもり」ではありませんでした。地下鉄のエスカレーターが私を運んだのは、鐘楼の真下を一周する地下通路。階段を上がると、夕暮れの向こうにそれが現れました。緑の釉薬瓦の屋根が…
鐘楼を「見るつもり」ではありませんでした。地下鉄のエスカレーターが私を運んだのは、鐘楼の真下を一周する地下通路。階段を上がると、夕暮れの向こうにそれが現れました。緑の釉薬瓦の屋根が…
初めて兵馬俑の一号坑の手すりに立ったとき、私は人波の三列目にいました。スマホを頭上いっぱいに掲げて、よく見えない兵士たちを当てずっぽうで撮り、流れに押されて前に進むだけ。ガイドの拡…
私が秦酥に出会ったのは、偶然のいたずらでした。西安の最高の食べ物は、だいたいそうやって見つかるものです。十月のある涼しい夕方、私は穆斯林街をぶらぶらしながら「甘いもの」を目当てにし…
西安での一年目、私はみんなが持ち帰るのと同じ十枚の写真を撮って帰ってきた。夜の鐘楼、夕日の城壁、兵馬俑、古塔。どれもいい写真で、千人ほかの人の写真と完全に交換可能な。二年目は、別の…
私が柿餅(シービン)に出会ったのは、10月半ばの西安。初めての西安で、秋の町は銀杏が色づき、空気が澄んでいました。穆斯林街(回民街)をぶらぶら歩いていると、ふと足が止まりました。飴…
タクシーが華清宮の西門に止まったのは、10月末の火曜日。車を降りて最初に感じたのは匂い——かすかな鉱物の香りが、ひんやりした空気に漂います。チケット売り場の向こうに驪山が緑と金の壁…
水晶餅(スイジンビン)に出会ったのは、11月下旬の西安。菓子店が静かになった午後でした。回民街の大通りから一本路地に入ると、北院門の近くに小さな店。温かい砂糖の香りに導かれて足を止…
小雁塔について最初に気づくのは「静かさ」です。木曜の朝、南稍門駅を出て小さな公園を抜けました。ポプラの木の下では太極剣の稽古の真っ最中。その先の路地の突き当たりが、薦福寺の南門。観…
私が西安で最初に食べたのは、泡饃でも涼皮でもなく、焼き串でした。西安に着いた初日の夜、一日中列車に揺られて、宿に荷物を放り込むころにはすっかり空腹でした。穆斯林街(回民街)に灯りが…