私の定番の週末は、金曜の夜、西安北駅から始まる。高速鉄道を降りて、バックパックひとつ、朝食以降の予定は何もない。城壁内までは地下鉄2号線で約30分。鐘楼でドアが開いたとき、鐘楼は宝石箱のようにライトアップされ、街はもう私の心を掴んでいた。2日後、私は同じホームに、疲れて、満腹で、静かに驚きながら戻ってくる。決断に時間を無駄にしなければ、48時間にこんなに多くのものが入るのか、と。
以下は、週末が長めに取れて、忍耐力が短めの人に渡している速攻プランだ。兵馬俑の午前、城壁の午前、回民街の夜2回、残りは地下鉄任せ。きついけれど、時間を使う価値のある場所を正直に並べてある。
1日目:兵馬俑と華清宮

地下鉄で行く。1号線または6号線で東の紡織城へ、9号線に乗り換えて華清池駅へ——城壁内から約1時間で、両所まではタクシーでひと走りだ。順番はこう組もう。開門と同時に兵馬俑、見学施設で昼食、そして静かな午後に華清宮。
午前:人波が来る前の一号坑
兵馬俑は、早い到着が「提案」ではなく「必須」な唯一の観光地だ。門が開くのは8時30分、最初のツアーバスが入るのは10時ごろ。この間が、一号坑の手すりで息ができる唯一の窓になる。入場は約¥120で、3つの坑と展示ホールすべてが含まれる。一号坑にもちゃんと時間を使うこと——永遠に記憶に焼き付く景色だから——だが、造形の妙は脇のホールの跪射俑にある。兵隊を粘土で造った皇帝、40年に及ぶ工事、そして1974年に井戸を掘っていた農民が見つけたこと。このスケール感に、感動しない人はいない。
午後:華清宮と温泉

華清宮へは20分。がらりと空気が変わる。坑が生々しく巨大なら、こちらは庭園と楼閣、そして王のロマンスの物語——唐の玄宗皇帝が愛した楊貴妃を連れて湯浴みをした場所で、唐の皇帝たちの湯殿はいまも空の下に開いている。入場は約¥120、庭園はのんびり2時間。驪山へのロープウェイは、庭園が少し物足りなければ足を伸ばすいい手段だ。1936年の西安事変で蒋介石が捕らえられた場所が山頂近くに記念されていて、西洋からの観光客はたいてい驚く。この離宮には、いくつもの人生があったのだ。
夜:回民街、正しい歩き方
9号線で城壁内に戻って夕食。回民街のメインストリート、誰もが「フイミンジエ」と呼ぶ北院門は、19時にはもうぎゅうぎゅうの祭り状態。私は大好きで、同じくらい避けている。賢いのは、そのまま二本奥の大皮院と西羊市まで歩くこと。同じ料理が、肘をぶつけることなく食べられる。注文は羊肉泡饃——自分で麺餅を千切って入れる羊肉の煮込み——を。後は店に煮込んでもらおう。それが面倒なら、並んでいる店のビャンビャン麺がゼロ手間の代替だ。仕上げにザクロジュースか酸梅湯を。酸梅湯は、一日分の辛さをほどいてくれる。
2日目午前:自転車で城壁一周

この朝で週末の成否が決まる。8時の開門に合わせて永寧門=南門へ。入場約¥54を払い、全長13.7キロのループを回る自転車を借りる。レンタルは2時間約¥45。一定のペースで、休憩込み90分ほどで一周できる。時計回りがおすすめ。長楽門沿いの東側は古い屋根の眺め、北側はいちばん静かで、南門に戻るころには下の街が目覚め、ツアー客がちょうどスロープを登り始める。10時30分には城壁を降りて、午前が丸ごと残っている。
2日目午後:鐘楼、鼓楼、そして鼓楼裏の路地
鐘楼と鼓楼は旧市街のど真ん中に、歩いて3分の距離で向かい合う。共通券は約¥50。鐘楼は外からが正解——麓からロータリー越しに見るのが絵葉書の定番ショット——鼓楼は中に入る価値がある。ドラムのショーと、上階に並ぶ巨大な太鼓のために。塔へ続くファーストフード通りはスルーして、鼓楼の裏手の路地を歩こう。あの路地はもっとゆっくり、もっと年季の入った商いをしていて、メインストリートのどの店より10分でいい土産が見つかる。
2日目夜:列車が遅い便なら、大唐不夜城
出発が翌朝なら、夜は曲江で。地下鉄3号線か4号線で大雁塔まで20分。大唐不夜城の大通り——無料、23時ごろまで、唐の街路に仕立てられた——は中国でいちばんの無料ショーだ。大雁塔の噴水広場のビッグショーは21時ごろ。ここで一晩過ごすかどうかが、いい週末と、何年も語り継ぐ話の違いを生む。
実用情報
- 兵馬俑:約¥120、8時30分〜17時30分。地下鉄9号線の華清池駅からタクシーで少し。
- 華清宮:約¥120、8時〜18時。庭園は2時間で十分。
- 城壁:約¥54、自転車2時間約¥45、8時〜22時。
- 鐘楼・鼓楼:共通券約¥50。鼓楼の太鼓ショーは1日数回。
- 大唐不夜城:無料、19時30分ごろから点灯。
弾丸週末のためのヒント
- 鐘楼から地下鉄1駅圏内の、城壁の中に泊まること。2日間の旅で、往復20分は観光1時間分のロスになる。
- 兵馬俑のチケットは前夜にオンラインで。窓口は8時30分でも列ができることがある。
- 塔の近くで最初に見つけた餃子屋に飛び込まない。北院門の有名店も悪くないが、大皮院の店はより旨くて安い。
- 現金は不要——支付宝(Alipay)とWeChat Payはどこでも使える。ただし設定に中国の電話番号が必要。それはチケット窓口ではなく、自宅で済ませること。
- 雨が降ったら、城壁サイクリングを午後の地下鉄巡りに替える。3号線で陝西歴史博物館(要予約)へ行き、城壁は水に流してしまえ。
着陸、そして帰路
日曜の夜、西安北駅のホームに戻ると、朝に一号坑の手すりで見かけたあの女性に再会した。財宝を数えるようにスマホをいじっている。「報われた」——跪射俑の写真を掲げて、彼女はそう口パクした。弾丸週末とは、つまりそういう一枚のことだ。2日で4つの名所、そしてメモリーカードはもう入らない。ゆっくりの旅はまた今度。西安は、どこにも行かない。