高速鉄道が西安北駅を6時40分に滑り出した。30分後、私は平原から唐突に立ち上がる岩壁の向こうに、灰色の夜明けが積み重なっていくのを眺めていた。華山はそういう山だ。地平線に座っているのではなく、地平線を支配している。花崗岩の5つの峰は、何世紀にもわたって巡礼者とスリルを求める人々を引き寄せてきた。峰と峰をつなぐ尾根は、道一本分と鎖一本分の幅にまで細くなる。私の計画は単純だった。ロープウェイで上がり、山頂の尾根を横断し、別のロープウェイで下り、西安に戻って夕食。
それはうまくいった。ただし、事前に決断をすべて済ませていたからだ。1日で華山に挑むのは、午後との競争である。そしてその競争は、電車に乗る前に勝負がつく。買う切符、選ぶロープウェイ、固めるルート。これが、その日を大失敗にしないための完全な内訳だ。
行き方
西安北駅から華山北駅への列車は、7時ごろからほぼ30分おきに出ている。所要約30分、片道約55元。華山北駅では無料シャトルでビジターセンターへ。そこで入場券(ハイシーズン約160元)を買い、20元のシャトルバスで選んだロープウェイ乗り場へ向かう。帰りの列車は夕方まで走っているが、最後の快適便は19時ごろ。下山の計画はこれに合わせ、麓での列の分、1時間のバッファを取ること。週末は朝の往復便を前日までに買っておくこと。7時〜9時発の便は売り切れる。

西峰ロープウェイか、北峰か
これが日帰りツアーの最大の分岐点だ。そして多くの人は、列が短いほうで決める。それは間違いだ。西峰索道は長いほうで、片道約140元、20分。二つの谷を越えて山頂尾根の近く、標高2000メートル超まで運んでくれる。北峰索道は約100元と安いが、降りると有名な千尺幢(高さ千尺の絶壁)を通る長い階段登りが待っている。西峰側が無料で与えてくれる標高を、北峰側では一メートルずつ汗水たらして稼ぐことになる。1日しかないなら、西峰から上がり北峰で下りる。標高はお金で買い、尾根歩きのために脚を残し、最後は駅へのシャトルがいちばん近い北峰乗り場に着く。
現実的な1日ルート
西峰のロープウェイで上がったら、尾根沿いに東へ。まず西峰、それから華山最高峰の南峰(標高約2155メートル)、そして東峰とその日の出展望台。日の出にはいないけど、の話だ。南峰と東峰の間で長空桟道を通る。垂直の崖に張り付いた板の道で、入り口で現金約30元。東峰に近づくと、鹞子翻身という下りもある。鎖を伝う短い垂直降下で、実際の倍は長く感じる。東峰から北に下り、北峰ロープウェイへ。横断全体は、休憩込みで5〜7時間。すれ違いもできない狭い区間、両側に鎖、膝に自分の仕事を思い出させる谷。人々が華山に来る理由は、まさにこれだ。


費用
- 列車(西安北⇔華山北):片道約55元
- 入場料:約160元(ハイシーズン)
- シャトルバス:片道20元
- 西峰ロープウェイ:上り約140元。北峰ロープウェイ:下り約100元
- 長空桟道:約30元、現金、入り口で
1日の合計は約600元。食料と水を持参すれば、山のぼったくり麺屋に予算を削られずに済む。
行く時期
狙うのは、5月から10月の晴れた平日。尾根は完全に露出している。ハイシーズンの週末、山頂エリアは肩が触れ合うほど混み、横断は亀の歩みになる。前夜に天気予報をチェックすること。山頂が雲に包まれる予報なら、その日は賭けになり、たぶん負ける。眺めこそが目的なのだから。歩くこと自体は、ただの気難しい長い階段だ。夏の日差しは露出した尾根では容赦ないので、列車が許す限り早く出発する。長空桟道と鹞子翻身は、強風で両方閉鎖される。追加料金を払う前に、ビジターセンターで確認しよう。
持っていくもの
軽さが正義だが、はずせないものもある。水1人1リットル(山頂の宿のそばに補給ポイントあり)、鎖を掴むための手袋。粗いロープは素手では痛い。夏でも防寒着。標高2000メートルの尾根の風は、Tシャツを貫通する。現金。長空桟道や一部の売店は、カードもQRコードも使えない。日焼け止めと帽子。以上だ。山は重さに報いてくれない。
ヒント
- 列車の切符は前日に買う。7時〜9時発は週末に売り切れる。
- 北峰の列が短く見えても、まず西峰ロープウェイ。列は伸びる一方だし、西峰側が脚を救う。
- 高所恐怖症なら長空桟道はやめておく。誰もあなたを責めない。脇の尾根道でも同じ眺めがある。
- 南峰で時計を確認。ここが横断の中間点で、16時以降の北峰ロープウェイは1時間待ちになることもある。
- この後に飛行機や遅い列車に乗るなら、帰りは遅くとも20時以降で予約する。スケジュールを決めるのは山であって、あなたではない。
街に戻って
18時30分に西安北駅へ戻り、脚はまだ痺れていた。そして1時間も経たずに、私はbiangbiang麺の皿を目の前にしていた。1日の華山は穏やかな計画ではない。長く、集中力が必要で、たまに恐ろしい、両端にロープウェイの付いた歩行だ。しかしそれは地球上で最高の日帰り旅行の一つでもある。そしてその後の夕食は、山頂の日の出のような味がする。歩いた価値はある。1元たりとも無駄ではない。